猫対策について

更新日:2025年10月23日

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豊根村では、猫による家屋侵入やゴミ荒らし等が発生しております。
猫は、動物愛護管理法第四十四条の愛護動物にあたるため、慎重な対応が求められます。
そこで、猫対策の事例を御紹介いたします。

猫対策のポイント

猫が好む場所は、「人の出入りが少なく、静かで安心できる場所」、「やわらかい土や砂、芝生等があり、気持ちよく排便できる場所」、「簡単にエサが得られる場所」とされています。
これらの猫が好む快適となっている場所を、猫が嫌う場所に変えると効果があります。
猫はなわばり意識がとても強い動物です。そのため、猫対策に重要なことは、猫の嫌がる対策を、猫が慣れることなく覚えるまで継続することです。

注意事項

猫は愛護動物ですので、虐待にあたるようなことは絶対にしないでください。法律に基づき罰せられます。
一方で野猫は鳥獣保護管理法施行規則第三条の狩猟動物にあたりますが、愛護動物の猫と種としての違いはないため大変危険です。

猫対策は必ず自身の敷地内で自己責任により実施してください。
事前に近所の人に説明を行うなど、近隣のトラブルのないようにお願いします。

猫が嫌がる臭いのものによる対策(忌避剤等)

  • 猫の嫌いな臭いや刺激によって猫が近づきにくくする方法です。
  • 雨や風で効果が薄れて効かなくなるので、定期的に交換し効力を維持する必要があります。
  • 猫が臭いや効能に慣れてくると効かなくなるので、時々種類を変え効力を維持する必要があります。
  • 臭いがきついものや色が着いてしまうものもあります。
忌避剤等による対策表
対策 使用方法・参考事例
市販の忌避剤

ホームセンター等で販売されている猫よけ用の薬品です。
液状、粒状、スプレー式などがあります。

木酢液、竹酢液

独特な臭いを猫が嫌がります。また、消臭効果や虫除け効果、土壌改良や植物を活性化させる効果もあります。
希釈して散布する。容器に入れて置く。またはスポンジや布に浸透させて置きます。

〇参考(加工して使う場合)
材料:竹酢液(約400㎖)、唐辛子(10~15本)、レモンバームの葉(20~30枚)
作り方:500㎖の空のペットボトル容器に材料を入れ、1~2日後にレモンバームと唐辛子を除く。
使い方:4~8倍に薄めて使う。(臭いがきつい場合は10倍程度まで薄める)

食用酢 原液を1~10倍程度に薄めて散布する。容器に入れて置く。またはスポンジや布に浸透させて置きます。
手軽で即効性がありますが、持続期間は1日程度と短く、植物に有害です。

香りの強い植物
(ハーブなど)

植物の強い臭いを猫は嫌がります。直に植える。容器に入れて置く。または同じ臭いの香料を置きます。繁殖力が強い植物にはご注意ください。
猫が臭いに慣れた場合は効果が続きません。
景観を損なわない。防虫効果がある。および枯れない限り効果が続くといったメリットがあります。

【植物の例】
ローズマリー、ラベンダー、カニナハイブリット、ゼラニウム、ランタナ、ユーカリ、ヘンルーダ、レモングラス、ペパーミント、マリーゴールド、チャイブ、タマネギ、ニンニク、柑橘系、どくだみなど

ニンニク、唐辛子 細かく刻んで撒く。ネットに入れて吊るす。または粉末状のものを撒きます。
粉末状の唐辛子は、アリ等に食べられてしまう可能性があります。
香辛料
(コショウなど)
猫の通り道等に散布します。
コーヒー粕、茶殻 コーヒーやお茶の出がらしを撒きます。
臭いは消えやすいので、毎日撒く必要があります。
また、猫が臭いに慣れやすいと言われています。
柑橘類の皮
(ミカンなど)
乾燥していない状態の柑橘類の皮を撒く。または柑橘類の臭い香料を置きます。
重曹 粉のまま撒く。または水に薄めてスプレーします。食品用・掃除用どちらでも使えます。
土壌に撒くと一部の植物に影響を与えるので注意が必要です。
消臭効果があるので、尿などのマーキングの臭いを消せます。
重曹自体には忌避効果はないため、他の方法を組み合わせる必要があります。

 

猫が不快に感じるものによる猫対策(構造物等)

  • 猫の通り道を塞いだり、糞の被害場所から追い出したりする方法です。
  • 猫が通る隙間を作らないように設置する必要があります。
構造物等による対策表
対策 使用方法・参考事例等
水撒き ホース等で多量の水を散水します。
猫は水で身体が濡れることを嫌います。
砂利・軽石 大きめの砂利を敷き詰めます。軽石(中玉の大きさ)は安価です。
花壇等の場合は、直径1cm程度の軽石が混じった観葉植物用の土を撒きます。
ホームセンター等で販売されている防犯砂利は、防犯効果を期待できますが、猫に対する効果は未確認です。
大きな石 物理的に猫が歩けなくなるような位置に、石を置きます。
松ぼっくり 猫の通り道に、松ぼっくりを敷きます。
枯れ枝 花壇等の球根や種を植えているところに、枯れ枝を掘り返されないように敷きます。
トゲのある植物・葉

トゲのある植物・葉を、猫の通り道に植栽したり、葉を撒いたり、花壇等の表土に葉をすき込んだりします。

【植物の例】
カラタチ、バラ、サボテン、ヒイラギ、ピラカンサ、コニファー(地面に沿って伸びる品種)など

地面を覆う植物

地面を覆う植物を植えます。植物が猫の目の高さ(10~30cm程度)に茂っていると、猫は茂みを嫌がります。
前述した香りの強い植物を植えると、相乗効果が期待できます。
茂みの高さはできるだけ高く、密であることが望ましいです。
前述した砂利・軽石を敷く方法等を併用すれば、全体を植物で覆う必要はありません。

【植物の例】
日向の庭の場合:タイム、ヘリクリサム、ビオラ、オランダイチゴ、ケンタッキーブルーグラス、ブルーフェスク、リボングラス、レモングラス、ゼラニウムなど
日陰の庭の場合:アイビー、ツルニチニチソウ、斑入りカキドオシ、ラミウム類など

草木灰 ホームセンター等で販売されています。
猫は灰が足に付着することを嫌うので、猫の通り道やトイレに撒きます。
とげとげシート

ホームセンター等で販売されています。
全面に敷き詰められなくても、塀の上などへ飛び越えられない幅に敷きます。

目の細かい網 猫の通り道に敷きます。
猫の爪が引っかかり、歩きにくくなります。
アルミホイル 猫の通り道に敷きます。
猫は足音がすると嫌がります。
ネットや柵 猫が乗り越えられない高さ(猫は足がかかると3m以上でも乗り越えます)の網・柵で囲う。または進入口をふさぎます。
釣り糸、テグス 釣り糸やテグスを、猫の足が引っかかる高さ(10~20cm)になるよう、猫の通り道や進入口に張ります。
猫は糸が見えないため、何かが触れるという感触を嫌がります。
ブザー 遠隔式やセンサー式の防犯ブザー等を設置します。
猫が通過するときに鳴らすことで、警戒して近寄らなくなります。

猫よけ器
(超音波機器)

センサー感知式の超音波発生器を設置します。
猫の個体差で反応が鈍かったり、猫が慣れてしまったりするので、費用対効果を考える必要があります。

 

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